「白い詰め物」の裏側で何が起きているのか…

お問い合わせ

03-6264-4151

※自動音声でのご案内となります。
 未成年の方や学生の方の診察はお断りしております。
 同伴者を伴ったご来院はご遠慮ください。
 営業のお電話は固くお断りします。

  • オンライン診療
  • WEB予約
キービジュアル

「白い詰め物」の裏側で何が起きているのか?―左下奥歯に見る不適合修復のリスク

2026年1月10日

はじめに:見かけの白さに隠されたSOS

「以前に白く詰めたはずなのに、なんとなく違和感がある」
「しっかり磨いているつもりなのに、奥歯の状態が思わしくない」……。
そのような不安を抱えて、私のクリニックを訪れる患者さんは少なくありません。

先日、一眼レフカメラを用いた精密な記録撮影を行ったところ、
過去の不適切な「コンポジットレジン(プラスチックの詰め物)」が、
歯と歯肉に深刻なダメージを与えているケースがありました。
今回は、その具体的なリスクについてお話しします。

1. 歯の寿命を削る「過度なすり減り」と象牙質の露出

写真の2本の大きな奥歯(大臼歯)にご注目ください。
本来、奥歯には噛み合わせるための複雑な凸凹がありますが、
このケースでは平らにすり減ってしまっています。

原因:
過去の修復物における噛み合わせ調整の不備などにより、
特定の歯に過度な力がかかり続けた結果と考えられます。

リスク:
すり減りによって歯の内部にある「象牙質」が露出しています。
象牙質は外側のエナメル質よりも柔らかいため、
虫歯の進行が非常に早く、歯を失うリスクが急激に高まります。

2. 「つぎはぎ」修復が招くバクテリアの繁殖

一番左の奥歯(7番)の噛み合わせの面には、
白い詰め物が「つぎはぎ」のように何度も重ねられた形跡がありました。

問題点:
不適切なレジン修復を繰り返すと、
素材同士の間に微細な隙間(つなぎ目)が生じます。

結果:
この隙間はバクテリアの格好の棲家となり、内部で繁殖が進みます。
見た目が白くても、その裏側で
「二次カリエス(再発した虫歯)」
が進行していくという、非常に恐ろしい状態です。

3. 歯の破折(ひび割れ)と5mmの歯周ポケット

さらに深刻なのは、歯の側面に見られる縦方向の
「破折線(ヒビ)」です。

細菌の侵入:
ヒビの内部にはすでにバクテリアが侵入し、黒く変色していました。

歯周組織への影響:
この部分の歯肉は赤く腫れ、歯周ポケットの深さは「5mm」に達していました。
これは中等度以上の歯周病が進行しているサインであり、
歯を支える骨が溶け始めている可能性を示唆しています。

歯科医師としての視点:なぜ「一眼レフ」での記録が必要なのか

私のクリニックでは、簡易的なカメラではなく、
一眼レフカメラによる精密な撮影を徹底しています。

肉眼や低解像度の画像では見えない
「修復物の微細な隙間」や「わずかな歯のヒビ」を
正確に捉えるためです。

「とりあえず詰める」という場当たり的な処置の積み重ねが、
結果として歯の寿命を縮めてしまう――。
その現実を、一人でも多くの方に知っていただきたいと考えています。

結びに:10年後も自分の歯で美味しく食べるために

見た目の白さは、健康という土台の上に成り立つ「結果」に過ぎません。
不適切な材料や構造の限界を放置することは、
将来的な抜歯リスクを抱えることと同義です。

もし、ご自身の過去の治療に少しでも不安を感じたら、
一度ご相談ください。
ナチュール銀座で、あなたの歯の「本当の状態」を一緒に確認しましょう。

奥歯の修復に関するQ&A

Q1. なぜ保険の白い詰め物(レジン)は奥歯で削れたり欠けたりしやすいのですか?

A. 素材の特性として、奥歯にかかる強い咬合力に耐えきれないためです。

Q2. 「つぎはぎ」で何度も修理することの何がいけないのでしょうか?

A. 修理を重ねるほど「つなぎ目」が増え、バクテリアの温床になるからです。

Q3. レジン治療のせいで歯にヒビが入ることはありますか?

A. はい。不適合な修復物は応力を集中させ、歯の破折を招くことがあります。

Q4. 歯肉の中に詰め物が入っていると、なぜ良くないのですか?

A. 段差に汚れが溜まり、歯周病を進行させる原因になるからです。

Q5. 10年後を見据えた「最適解」とは何ですか?

A. 科学的根拠に基づいた診断と、精密な適合を得られる修復を行うことです。

まずはカウンセリングでご相談ください。
初回オンラインは無料です(ホワイトニング相談・セカンドオピニオンは有料)。
ご来院による初回カウンセリングは有料となります。

 

カウンセリングのご予約はこちらから

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

  • 03-6264-4151

※自動音声でのご案内となります

  • 「銀座一丁目」駅より徒歩2分
  • 「京橋」駅より徒歩2分
  • 「宝町駅」駅より徒歩5分
  • 「銀座駅」駅より徒歩5分
  • 「有楽町」駅より徒歩5分

〒104-0061
東京都中央区銀座1丁目8−1 銀座池田園ビル8F

診療時間
午前の部 休診 11:00〜
13:00
11:00〜
13:00
11:00〜
13:00
11:00〜
15:00
10:00〜
13:00

休診
午後の部 休診 15:00〜
20:00
15:00〜
20:00
14:30〜
19:00
休診 14:00〜
18:00

休診
  • 【休診】 日・月・祝

  • 日曜はオンラインのみ