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矯正治療で迷ったとき、誰に相談すればいいのか

2025年4月8日

矯正治療で迷ったとき、誰に相談すればいいのか

 

矯正専門医として都内や近県の複数のクリニックに出張している私の従兄弟から、ちょっとした雑談のようなメッセージがきました。

従兄弟:「ねぇ、インビザラインの集患ってどうやってやってるの?年に2人くらいしか来ないんだよね。iTero買ったんだけどこれじゃ設備投資費用を回収できないよ。」

 

思わず私は笑ってしまって、

 

私:「それ、こっちが知りたいよ」と返しました。

 

その後のレスがいつもより早かったので、電話をかけてみました。

私:「うちにはワイヤー希望の方がほぼいなくて、みんなマウスピースや裏側矯正の相談なの。そっちはワイヤーが多いって珍しいね。」

少し声を落としながらこう続けました。

 

従兄弟「銀座にある矯正専門の“◯◯◯矯正歯科”ってとこ知ってる?なんかさ、そこから来る患者さんが多くて…。簡単に治りそうな前歯が、全然治ってないって言うの。何年も通ってるんだけどこれで終わりって言われて。仕上がりに納得いかないから“治してしてほしい”って来るんだよね。短期間ワイヤーつけさせてもらって、結局こっちで全部直してる。」

 

私:「あー、なるほど、そういうことね」

 

この言葉に、私は思わず(やっぱりそうなんだ…)と内心、納得してしまいました。

この先生は有名なインフルエンサーで、YouTube動画もたくさんアップしています。

実際にこの先生の症例を私も過去に数人診たことがありました。

矯正専門医であり、現在はマウスピース矯正専門とHPに表記されています。
(ちなみに、その医院のインビザラインフルの治療費は150万円です。当院も同じ金額に変更しようかなと思ってしまいます。。)

私:「あそこはね、〇〇先生という結構名前が知れてる古参の先生がやってるんだけど、最近はインビザラインよりも自前で作るマウスピースって方向にシフトしてるみたい。法人で数件持っていて、本院がそっちのクリニックに近いんだよ。」

 

実際インビザラインでも、前歯は動かせます。

症例によってはワイヤーの方が早く終わるケースもあります。

当院にお越しの皆様は、ワイヤーが嫌だから時間かけてもマウスピースでって人がほとんどです。

 

従兄弟:「インビザラインて前歯直せないの?」

 

この質問、実はよくある誤解のひとつです。
インビザラインをはじめとするマウスピース矯正は、前歯のズレや傾きにも対応可能です。
ただしそれは、正確な診断と治療計画、適応判断の上に成り立つ話。

上顎2番は両サイドの葉よりもサイズが小さいので、アライナーで掴みにくい。

どのマウスピースでも上顎2番問題は避けて通れません。

補助装置を使うとか、マウスピースが苦手な動きなどを事前に必ずお伝えしています。

 

実際には「動かし方の設計ミス」や「必要な補助装置を使っていない」などの理由で、
うまく動かず、「前歯が直らなかった」と感じるケースもあります。

 

症例数が多いと、丁寧さが失われることも

近年、SNSや動画などで矯正治療の集客をしているクリニックが急増しています。
中には「年間新規何百症例といった数字がアピールされているところもあります。

 

もちろん、症例数が多い=経験が豊富とも言えます。(年間の症例数と、生涯の症例数とは別物)

しかしその一方で、一人ひとりの治療経過をじっくり追い、細かい調整を丁寧に行う時間が取りづらくなるという現実もあります。

矯正治療は数ヶ月〜数年にわたる患者さん本人と歯科医師で行う“共同作業”。

新規で来院された後、1回で終わるものではないので、当然再診という形で継続します。

患者さんは溜まるはずです。

診療が「回らない」状態では、説明や調整が後回しになり、
患者さんが不安を感じるような仕上がりになることもあるのでしょう。

 

治療計画を立てた先生が、実際の経過を診ていない?

矯正治療の要は「治療計画」です。
どの順序で、どのくらいの力で、どの方向に歯を動かすか。
この設計によって、仕上がりの精度は大きく左右されます。

でも実際には、

「その治療計画を立てたドクター本人が、その後まったく経過を診ていない」

というケースもあります。

患者さんからすれば「先生に任せてるつもり」でも、
診療中に対応しているのは衛生士やアシスタントだけ。
ドクターは出てこず、説明もない。

――話が通じないと感じたとき、患者さんは大きな不安を抱きます。

タイミングを逃せば、取り返しのつかないズレにつながることも。
治療中に“見守ってくれる目”があるかどうかはとても重要です。

 

費用を抑えようとして、治療期間を短縮すると…

「できれば安く早く済ませたい」という気持ちは当然あります。
でも、プランを短く設定しすぎると、治療が中途半端に終わってしまうことも。

見た目だけ整えて、奥歯や咬合の調整が終わらないまま治療終了――
これでは「途中で止まったような仕上がり」になりかねません。

結果的に不具合が残り、再治療やリカバリーが必要になると、
費用も時間も余計にかかる可能性があります。

 

抜歯・非抜歯の判断ミス、放置されたアタッチメント……想定外のズレも

矯正治療は、診断と管理が命です。
たとえば、抜歯か非抜歯かの判断を誤ると、歯が意図しない方向に動いてしまいます。
また、マウスピース矯正でで重要なアタッチメントが外れたまま、来院せず放置されると――
そのまま意図しない方向に動き続けてしまい、計画とは異なる歯列になってしまうこともあります。

結果として、マウスピース矯正単独ではリカバリーが難しくなり、
ワイヤー矯正による再調整が必要になるケースも。

 

だからこそ大切なのは、患者さんとクリニックの“信頼関係”と“協力体制”です
お互いの理解があってこそ、スムーズな治療が進みます。

デンタルサロンナチュール銀座では、そうした理由から、
事前に問診票をご提出いただけない方の治療はお断りしています。

(キレイラインの広告から予約をされてくる方に多いです)

 

これは「一方通行の治療は、成功しない」と考えているからです。

特にキレイラインのサイトからちょっと相談、という気軽な気持ちで来院されても困るのです。

来院されただけで高額な手数料を支払わなければなりません。

数年の実績で分かったことは、予約の時点で事前問診票を記入していただけていない人は、99%契約に繋がらないということ。

真剣ではない方(自分で費用を支払っていない方に多い傾向)、

現実的ではない低額な治療費を望まれている方に

キレイラインの広告経由でご来院されては困ります。

最終的には共同作業になるわけですので。

 

当院の公式HPの初回カウンセリングを上手に活用していただきたいです。

 

やり直しを希望する場合、現実的な提案を

従姉妹のクリニックでは、他院でインビザラインを受けたものの満足できなかった方に対し、
短期間だけワイヤーで整えてから、再度マウスピースへという方法を提案することもあります。

すべてを一からインビザラインでやり直すと高額になるため、
より現実的で、患者さんの負担が少ない選択肢として選ばれています。

「一度うまくいかなかったからもう無理」

「絶対これは嫌だ」

ではなく、
やり直しにも症状に合わせた選択肢があることを知ってほしいと思います。

 

 

デンタルサロンナチュール銀座が大切にしていること

私たちは、症例数を追うことよりも、一人ひとりの人生に寄り添う治療を大切にしています。

– 他院での矯正後に不安が残る方のご相談も可能
– ワイヤー矯正でのリカバリーにも対応(ワイヤー専門の矯正医も非常勤で在籍。)
– 歯列矯正のみを行う専門医による診断と治療(診療日あり)
– 小児矯正も月1回スタート(親子での通院も歓迎)

 

矯正治療は「始めること」も大事ですが、「どう終わるか」が一番大切。
そしてその後も、ちゃんと見守ってくれる医院かどうか。

「今の治療、ちょっと気になる…」
そんなときは、どうぞご相談ください。
デンタルサロンナチュール銀座の初回相談は、あなたの未来を守る一歩になります。

 

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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