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歯周病はヒトー犬間で感染する!家族の予防対策|

2025年1月23日

「大切な家族の健康は、適切な理解と予防から始まります」

近年の研究により、人と犬の間で歯周病関連細菌が相互に伝播することが科学的に確認されています。

【ヒトー犬間の歯周病感染について】

犬と人間では歯周病の病原菌は微妙に異なるものの、お互いがピンポン感染しないように飼い主は責任を持った飼育環境を整え、
接し方に気をつけることが大切です。

 

【科学的に判明していること】

最新の研究で明らかになった事実

  • イヌからヒトへのポルフィロモナス・グラエの伝播が確認されています
  • イヌとヒトの歯周病との間に関連性がある可能性が示唆されています
  • しかし、ヒトの歯周病の病態形成における役割については、さらなる研究が必要とされています

また、エリスリトールに関する研究(Journal of Veterinary Research, 2022)では

  • イヌの歯周病関連細菌への静菌効果が確認されています
  • この効果は、ヒトの歯周病治療で観察された効果と同様です

これらの研究結果は、人とペットの口腔ケアについて、新しい視点をもたらしています。

より具体的な予防方法や生活習慣の改善については、ご家族の状況に応じて、歯科医師や獣医師にご相談ください。

参考文献:

  1. “Companion Animals as a Sustainable Solution for the Future of Animal Research” Biology 2022, 11(10), 1529
  2. “Periodontal Disease in Dogs: Clinical Signs and Treatment Options” Journal of Veterinary Research, 2022

【口腔内細菌の特徴】

研究で確認されているポルフィロモナス・グラエの特徴について、詳しく見ていきましょう。この細菌は

  • グラム陰性嫌気性菌として分類されます
  • 口腔内の酸素の少ない環境で増殖します
  • 炎症を引き起こす作用があります

研究では、この細菌がイヌの口腔内に存在し、ヒトへの伝播が確認されています。
ただし、ヒトの歯周病の発症や進行にどの程度関与しているかについては、現在も研究が進められています。

【伝播のメカニズム】

科学的な観点から、伝播経路について考えてみましょう。歯周病関連細菌は

  • 唾液を介して移動することが確認されています
  • 環境表面での生存も可能です
  • 複数の細菌種が相互に作用し合います

この知見は、単に細菌の存在を確認しただけでなく、人とペットの口腔内細菌叢(そう)に関する理解を大きく進展させました。

【予防の科学的根拠】

エリスリトールに関する研究で明らかになった点

  • 歯周病関連細菌への静菌効果が確認されています
  • この効果は口腔内で持続的に働きます
  • ヒトの歯周病治療で観察された効果と同様の作用を示します

これらの研究結果は、予防歯科における新しい可能性を示唆しています。

ただし、これらはあくまでも基礎研究の段階です。実際の予防や治療については、必ず専門家に相談してください。

【今後の研究課題】

現在、以下の点について研究が進められています

  • 人の歯周病の病態形成における役割
  • 細菌の伝播に影響を与える環境要因
  • より効果的な予防方法の開発

これらの研究の進展により、人とペットの口腔ケアに関する理解がさらに深まることが期待されています。

【研究の今後の展望】

現在の研究成果を踏まえ、以下の分野での進展が期待されています:

  1. 細菌の伝播メカニズムの解明の研究では、イヌからヒトへのポルフィロモナス・グラエの伝播を確認しました。今後は
  • 伝播に影響を与える具体的な要因の特定
  • 他の口腔内細菌の関与
  • 免疫システムとの相互作用 について、さらなる研究が進められています。
  1. 予防法の科学的検証 では、エリスリトールの静菌効果を確認しました。今後の研究では
  • 効果の持続時間
  • 最適な使用方法
  • 他の予防物質との相互作用 が検証される予定です。

【私たちの生活への影響】

これらの研究成果は、予防歯科に新しい視点をもたらしています。

従来の予防歯科では、個人の口腔ケアに焦点が当てられてきました。
しかし、人とペット間の細菌伝播が科学的に証明されたことで、より包括的な視点が必要とされています。

特に注目すべき点は

  • 口腔内細菌が人とペットの間で相互に影響し合うこと
  • 予防には環境全体を考慮する必要があること
  • 個人の口腔ケアだけでなく、生活環境全体の管理が重要であること

これらの知見は、今後の予防歯科の在り方に大きな影響を与えると考えられています。

ただし、現時点ではまだ研究の途上であり、具体的な予防プロトコルの確立には、さらなる科学的検証が必要です。

当院では、これらの最新の研究成果を注視しながら、科学的根拠に基づいた予防歯科を提供してまいります。

参考文献:

  1. “Companion Animals as a Sustainable Solution for the Future of Animal Research” Biology 2022, 11(10), 1529
  2. “Periodontal Disease in Dogs: Clinical Signs and Treatment Options” Journal of Veterinary Research, 2022

これらの研究成果は、予防歯科の分野に新しい可能性を開いています。
今後も科学的な知見の蓄積とともに、より効果的な予防法が確立されることが期待されます。

当院でも、最新の研究動向を踏まえながら、患者様一人一人に適した予防プログラムをご提案させていただきます。

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