2024年12月19日
マイクロバイオームと口腔ケアの重要性
マイクロバイオームとは、体内および体表に生息する膨大な微生物群のことを指し、各臓器、皮膚、消化器系、さらには口腔内にも多様な種類の微生物が存在しています。特に口腔内には特有の「口腔マイクロバイオーム」が形成されており、口腔内の健康と密接な関わりを持っています。腸内細菌が消化や免疫機能を支えるように、一部の善玉菌は良い働きをします。しかし、環境が悪化すると病原性の細菌が増え、歯周病や虫歯、さらには全身の健康へも影響を及ぼす可能性があるのです。
口腔は「全ての入り口」であり、毎日の食事や呼吸を通じて外界とつながり、多くの異物や微生物が侵入します。口腔内の菌が不安定になると、耳鼻科領域の疾患や炎症を引き起こすリスクが高まります。例えば、歯周病や放置された虫歯、古い修復物に棲みついた細菌が口腔内バランスを崩し、さらなる悪玉菌の温床となることが知られています。また、口腔内では直接的に無害に見える菌が、他の臓器に移行することで重篤な病気の原因となることもあるため、口腔マイクロバイオームの健全な管理が求められます。
デンタルサロンナチュール銀座では、口腔ケアが全身の健康に与える影響を重視しています。口腔内の細菌が血流に入ると、心臓病や糖尿病、リウマチなどのリスクが上昇する可能性があります。また、慢性的な炎症は免疫系の異常反応を引き起こし、自己免疫疾患の発症につながることもあります。定期的な口腔ケアを通じて口腔環境を整えることは、全身の健康を守るための重要な基盤となるのです。
近年、腸内フローラのバランスを意識する人が増えていますが、口腔環境の改善を先に行わなければ腸内環境への効果は限定的です。口腔内で悪玉菌が増殖すると、これらが消化器系に影響を及ぼし、腸内フローラのバランスを崩してしまいます。まずは口腔内の細菌バランスを整えることで、腸のケアもより効果的になり、全身の健康維持が図れます。
口腔マイクロバイオームの管理は、全身の健康を支えるために非常に重要です。当院では位相差顕微鏡を用いた定期的なチェックと口腔ケア指導を通じて、自分自身の口腔内状態を理解し、日常のケアに取り組めるようサポートしています。歯周病菌や虫歯菌の影響を抑えることで、心臓病や糖尿病といったリスクも軽減する可能性があります。
当院では、皆様の口腔内を定期的に観察し、継続的なフォローアップを行います。
歯科衛生士ではなく歯科医師が担当し、位相差顕微鏡を用いた細菌の状態把握を行うことで、口内細菌の変化をリアルタイムで確認します。顕微鏡で細菌の質や活動状況が見えるため、視覚的に理解しやすく、治療計画の共有がスムーズです。また、同じ歯科医師が担当することで、治療経過を一貫して把握でき、より的確な治療が可能となります。
当院では完全予約制を採用し、一人ひとりにじっくりと向き合う時間を確保しています。治療においてプライバシーを重視しており、他の患者様と顔を合わせることなくリラックスした環境で診療を受けていただけます。生活習慣やストレスなど、一見口腔とは無関係に思える話題も、口腔健康に関連していることが多いため、時間をかけて深掘りすることが大切です。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
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