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全身の健康を考える『デンタルサロンナチュール銀座』の取り組み

2024年11月7日

マイクロバイオームと口腔ケアの重要性

 

1. マイクロバイオームとは?健康と病気の境界線
マイクロバイオームとは、体内および体表に存在する膨大な微生物群のことです。これらは数百から数千種類の異なる微生物で構成されており、各臓器、皮膚、消化器系、さらには口腔内にまで影響を及ぼしています。腸内フローラがよく知られるように、口腔内にも特有の「口腔マイクロバイオーム」が形成されており、これが口腔内の健康維持や全身の健康に密接に関わっています。腸内のスレと大きく異なる点は口腔内の菌叢は同一口腔内の中でも採取部位によって大きく異なることです。

例えば、腸内細菌が消化吸収を助けたり免疫反応をサポートするように、口腔マイクロバイオームもまた、歯や歯茎、舌に住み着き、口腔内の環境を整える役割を果たしています。ただし、口腔内の環境や全身または遠隔の局所の環境が悪化すると、バランスが崩れ、病原性の細菌が増えることになります。この変化が歯周病や虫歯の原因となり、さらには全身疾患との関連も指摘されています。

2.なぜ口腔マイクロバイオームが重要か
口腔は「全ての入り口」ともいえる存在です。私たちが毎日摂取する食べ物や飲み物、そして呼吸を通じて外界とつながり、異物や細菌、ウイルスが口や鼻腔から侵入することがほとんどです。鼻腔と口腔は上咽頭でつながっています。そのため、口腔内の共生微生物が安定していないと、耳鼻科領域の疾患に対し鼻腔を保存的または外科的に清掃したとしても病原菌が口腔内に多く棲みついていればすぐに再発します。その逆も言えます。

歯周病や放置された虫歯、古い修復物などに巣食う菌によって口腔内でバランスが崩れると、歯周病菌や虫歯菌のみならず菌の種類も数も増得てしまいます。メカニズムがわかっている菌はわずかで、実際には未知の菌の方が多いのです。こうした菌が多く存在すると、微生物と微生物が排泄した物質で構成されたバイオフィルムがさらなる悪玉菌同士の「温床」となり、他の病原性微生物もさらに繁殖しやすくなります。日和見菌と言って普段はおとなしい菌が、悪玉菌が増えると悪いことをしてしまう性質を持つものもあります。

また大腸に移行すると大腸がんとの関与が示唆されているF.n菌なども無視できません。F.n菌は大型な菌でありギ酸を産生する特徴があります。ギ酸は悪臭の原因になります。大型の菌の上に小型の菌が棲みつくので、菌数も菌の種類も増えてしまいます。抗生剤も効きにくくとても厄介です。
ギ酸を産生する菌はF.n菌だけではありません。ギ酸が悪性腫瘍の浸潤を促進するというデータもあることから、たかが口臭と考えずF.n菌以外の悪臭を放つ原因菌も速やかに除去した方が良いでしょう。
このような口腔マイクロバイオームの乱れは、心疾患、糖尿病、さらには肺炎や認知症など
歯周病や虫歯を通じてさまざまな炎症を引き起こす可能性があります。

3.口腔ケアが全身の健康に与える影響
デンタルサロンナチュール銀座のケアは、単なる歯や歯茎の治療だけではなく、口腔内の健康が全身に与える影響を考慮しています。例えば、歯周病菌が血流に入ることで全身に広がり、心臓病や糖尿病、リウマチなどのリスクを引き上げる可能性があります。また、口腔内の炎症が慢性的に続くと、免疫系が過剰に反応し、自己免疫疾患にまで発展することもあります。

定期的なケアを通じて、患者様が健康な口腔環境を維持することが、長期的には全身の健康を支えるための基盤となります。当院では、一人ひとりの生活スタイルやリスクに応じて、個別のケアプランを提案し、歯科医師が長期的にフォローしていきます。

4.マイクロバイオームの管理で広がる予防の可能性
近年、マイクロバイオームの研究が進展し、予防医学や新たな治療法の開発において注目されています。口腔内のマイクロバイオームの管理は、全身の健康を維持するために非常に重要です。当院では、位相差顕微鏡を使用したチェックや、日常の口腔ケア指導を通じて、患者様が自分の口腔内の状態を理解し、適切なケアを続けられるようサポートしています。

5.腸の健康を整える以前に、まずは口腔環境の改善が必須

近年、腸内環境の改善が注目され、多くの人が食生活やプロバイオティクスの摂取などを取り入れ、腸内フローラのバランスを意識しています。しかし、腸の健康だけに注力しても、口腔内の環境が悪化していれば、焼け石に水です。
河川の上流下流と同じで、口は最上流であり、腸は下流です。口内環境の問題が原因で体内に悪影響を及ぼす可能性があります。
実際、腸内環境を改善するためのサプリメントや健康食品を摂取しているにもかかわらず、口腔内の状態が劣悪である人は少なくありません。

口腔内で悪玉菌が増殖し、炎症が生じると、飲食物に混ざって食道を通過、胃酸では案外死なない微生物たちは本来の住処ではない消化器系へたむろすることになります。共生微生物の生態系バランスを崩し、消化器系全体にも悪影響が波及する可能性があります。
この状態を『ディスバイオーシス』と言います。
例えば、歯周病菌は、歯ぐきの炎症によって出血が生じることで、さらに全身に広がりやすくなります。
炎症が慢性化することで局所の免疫力が低下し、さらに病原菌の種類と数の増加により腸内フローラのバランスにも影響を与えることがあります。
口腔環境が悪化している状態でいくら腸の健康を意識してヨーグルトや発酵食品、サプリメントを摂ったとしても、本来の効果は得られにくくそもそも根本的な改善には至りません。

口腔内の健康を意識することは、腸の健康の前提条件であり、全身の健康の土台ともいえるものです。
腸に良い食材やサプリメントを摂取するだけでなく、まずは口の中の細菌バランスを整え、口腔内からの悪影響を防ぐことが重要です。
このような視点を持つことで、腸のケアもより効果的に進めることができ、健康への取り組みがさらに強化されます。

腸内環境の管理が注目される背景には、腸と脳が「腸脳相関」として密接に関連していることがわかってきたためです。
脳や全身への影響を考える際には、まず最初に口腔内環境がしっかり整っていることが最も重要です。

 


6.定期的な観察の必要性と歯科医師によるフォローアップの重要性

デンタルサロンナチュール銀座では、定期的に口腔内を観察することの重要性を強調しています。
当院では歯科衛生士だけに任せる(丸投げする)のではなく、担当歯科医師が来院された皆様一人ひとりを継続的にフォローします。特に、位相差顕微鏡を使用した定期観察により、口腔内の細菌の状態やマイクロバイオームの変化をリアルタイムで把握できることは、当院ならではの大きなメリットです。

位相差顕微鏡は、細菌や微生物の活動状況を直接観察するための簡便で有効な手段であり、細菌の量や動き、種類の変化を診断できます。顕微鏡像をモニターに映し出して拡大して見えることで、誰にでも視覚的に理解していただきやすく、治療計画をより明確に共有できます。
また、担当医が一貫して診ることで、治療の経過や細かな変化に気づきやすく、より的確な治療方針を立てやすくなります。

7.完全予約制
当院では、完全予約制を導入し、ゆったりとした時間枠でカウンセリングや治療を提供しています。
患者様の口腔内の問題に対してじっくりと時間をかけて向き合うため、他の患者様と顔を合わせることなく、プライバシーを確保した環境での治療が可能です。

また、時間を長めに設定することで、患者様のお話をじっくり伺い、一見口腔内とは関係がなさそうな生活習慣や悩みについても深掘りしやすくしています。例えば、ストレスがかかっていると唾液の分泌が減少し、それが虫歯や歯周病のリスクを高める要因となります。このように、口腔内の健康は、生活のさまざまな要因と関連していることが多いため、こうしたアプローチが非常に重要です。

 

 

 


まとめ
口腔内の健康を守ることは、単なる虫歯や歯周病の予防に留まらず、全身の健康に密接に関連しています。デンタルサロンナチュール銀座では、口腔内のマイクロバイオームを適切に管理し、患者様一人ひとりに合わせた予防ケアを通じて、健康な毎日を支えることを目標にしています。
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