部分矯正の適応

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部分矯正の適応

2024年8月19日

部分矯正は軽度なケースのみ。軽度なケースってどういうこと?
これをきちんと知っていただきたいと考えています。

 

<部分症例選択の目安>
適した症例
◯補綴前の限局的なアライメント
(セラミック治療で歯の形を変える、治療する前に歯根の向きを整える)
◯前歯部に限局した叢生(6mm以内。重なりや捻転など全て含めて数える)
◯前歯部の空隙閉鎖(顕著でないもの。広範囲でないこと。目立たないもの)
◯矯正治療後の後戻り(軽い後戻り)
◯歯周疾患(歯周病)やエイジングに伴う歯牙移動の抑制と改善

 

適さない症例
×6mmを超える叢生
×歯体移動をともなう臼歯の矯正
×咬合平面に大きな変化がある症例
×垂直的な顕著な問題(Open Bite=開口、Deep Bite=過蓋咬合)
×重度のクロスバイト
×空隙が顕著な症例
(すきっ歯。歯のサイズが小さすぎるのが根本的な問題。歯のサイズをセラミック治療で補うなら可能)

矯正治療は医療行為です。
買い物感覚で矯正治療を選ぶ方が急増しているような気がしてなりません。
特に価格重視で商品を選んでいるような方は要注意です。

医療機関としては最も関わりたくない患者さんともいえます。
特にアライナー矯正は『インビザライン』が優秀なのはいうまでもないですが、
『インビザライン』の特許が切れた部分のパクリ製品が乱立しています。

結局のところ、本当のユーザーは患者ではなく歯科医師なので、歯科医師から選ばれないと衰退してゆくことになります。
安さやなんでもできるように書かれている広告の延長は、
歯科医院から高額な手数料を搾取する手数料ビジネスになっています。
短期的には良くても、中期的には長続きするはずもなく。患者紹介ビジネスは少しずつ消えていっているようです。
『Oh my teeth』などは、症例の半数以上が紹介先の歯科医院へ行くことになるので
当院へ『キレイライン』を求めて来院されて患者さんの中には
『Oh my teeth』で部分矯正では無理ですと言われて・・・」
このような無理な願望を抱いてこられる方も多いです。
最も困るのはこのような患者さんです。
リテーナーをアライナーと言ってみたり、アライナーをリテーナーと言ってみたり。
そもそも『キレイライン』やその他のマウスピース矯正(アライナー矯正)を知っていて
『インビザライン』を知らないということ自体が
歯科医師サイドからすると実に奇妙なことなのです。
(アライナーとは、はを動かす機能を持つマウスピースのこと。歯を固定するためのリテーナーはアライナーではない)

数年前まで日本のインビザライン社(インビザラインジャパン)は黙っていても歯科医師から選ばれるので、
患者さんに認知してもらうための広告活動を疎かにしていました。
しかし7年前、日本初の広告発信を積極的に行う『キレイライン』が登場しました。
このビジネスモデルは脱毛サロンにそっくりです。
(脱毛サロンも倒産しています。安さを売りにしたビジネスモデルは最終的に潰れる。)

『インビザライン』の進化の象徴とも言えるアタッチメント。
歯の表面にアタッチメントをつけることで歯を動かす範囲が増えるわけですが、
これを見栄えが悪い(実際には目立たない)と感じるユーザー心理を逆手にとって
キレイラインにアタッチメントはない。マウスピースのみなどと謳い。
結果、初期のキレイラインはかなりひどいものでした。
理由はオーナーが歯科医師ではないからです。
歯科医師ではない人が法人のトップ、もしくは実質の経営者だったりすると無理難題を押し通す傾向があります。
しかし、技工士さんや開発に携わる歯科医師の努力でアタッチメントをつけることができるようになったり、
バイトランプ(臼歯が過剰に沈み込むのを防止する)をつけることができるようになったり、
ソフトとハードの2種類から1種類のマウスピースへ変更となったり。
安価な商材(⇦医療行為なのに商品のように見える広告)に対し、
高額な手数料と技工料金で歯科医院が赤字になるような仕組みでは提供するクリニックも減ってしまいます。
その他のマウスピースも同じような感じでアメリカではインビザラインの後発メーカーは早々に会社を海外に転売。
(中国やシンガポールなど)
『インビザライン』は優秀な装置ですが、担当するドクターによる患者教育と、定期管理、
何より患者自身の協力があってこそ良い結果につながります。
その反面『インビザライン』は歯科医院の負担する技工料金、毎月歯科医院からインビザライン社へ支払う義務のあるシステム維持管理料、
高額なスキャナー(高機能ですが)など歯科医院の負担が大きいのも事実です。
結果、ヨーロッパでは3Dプリンターを応用したインハウスアライナーへ移行しつつあります。

当院はインハウスアライナー(クリニック内で作成するアライナーのこと)への移行はしていませんが、
今後検討する余地はあるかと考えています。しかし膨大なデータと資本力を持つ『インビザライン』にはずっと敵わないと思います。

 

今が良ければいいやと思えるのは若いうちだけです。あっという間に30、40、50と歳をとるものです。

臼歯が壊れていくと、入れ歯やインプラントなど体に対する負担や費用が嵩むことになります。
奥歯を無視して前歯だけで完結させようとすることが前歯のみならず、全体の崩壊へとつながります。

最終的には問題が生じた時に『設計困難症例の完成』ということになるわけです。

 

そうならないために、部分矯正は軽度なケースのみ。軽度なケースってどういうこと?
これをきちんと知っていただきたいと考えています。

もう一度、復習します。

<部分症例選択の目安>
適した症例
◯補綴前の限局的なアライメント
(セラミック治療で歯の形を変える、治療する前に歯根の向きを整える)
◯前歯部に限局した叢生(6mm以内。重なりや捻転など全て含めて数える)
◯前歯部の空隙閉鎖(顕著でないもの。広範囲でないこと。目立たないもの)
◯矯正治療後の後戻り(軽い後戻り)
◯歯周疾患(歯周病)やエイジングに伴う歯牙移動の抑制と改善

 

適さない症例
×6mmを超える叢生
×歯体移動をともなう臼歯の矯正
×咬合平面に大きな変化がある症例
×垂直的な顕著な問題(Open Bite=開口、Deep Bite=過蓋咬合)
×重度のクロスバイト
×空隙が顕著な症例
(すきっ歯。歯のサイズが小さすぎるのが根本的な問題。歯のサイズをセラミック治療で補うなら可能)

これを読んでも
ちょっとわからない
という方がほとんどかと思います。
まずはカウンセリングへお越しください。

初回カウンセリングは30分無料です。有料検査へ移行も可能です。
初回カウンセリング後、他院で治療しリテーナだけ当院へ。(当院のリテーナーは安いの?)
過去のブログを読んでその当時の価格を求めるのはおかしいですよね。
円安が悪化し続けているのに値上げがないはずありません。
クリニックと市場を守るために値上げしないといけませんよね。
値段を教えてくださいというケースがありました。
治療してもらったクリニックでリテーナーを作ってください。安いから選んだのでしょう?
リテーナーで収益を出さないとそのクリニックは困るからではないでしょうか?

 

初回カウンセリング後、2度目の相談の方へ。
再度治療の相談や費用の問い合わせは有料カウンセリングへお越しください。

当日なんらかのご契約があればカウンセリング費用はかかりません。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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