歯周病と矯正治療：まずは口内環境の徹底的…

歯周病と矯正治療：まずは口内環境の徹底的なチェックから

2024年8月16日

矯正治療を希望する方の中には、「歯並びを改善したい」という強い願いがある一方で、実際には中等度以上の歯周病に罹患しているケースが多く見受けられます。歯周病が進行すると、歯が動いてしまい、すきっ歯や出っ歯などの問題が発生することもあります。
矯正治療を行う前に、自分の口内環境がどうなっているのかを把握する。
まずは教矯正開始前に口内環境を整えることが重要です。

1: 歯周病と歯の移動の関係

歯周病が進行すると、歯を支えている骨が減少し、歯が動きやすくなります。これにより、歯がずれたり、隙間ができたりすることがあります。このような状態で矯正治療を始めても、治療中に歯周病が悪化し、歯が予定外の方向へ移動したり、歯茎が化膿してしかう、歯が抜ける等のリスクがあります。
したがって、矯正治療の前には、必ず歯周病の治療が必要です。
写真のケースは、中等度以上の歯周病ろ口臭、歯並びに長年悩まされていました。
ご本人は一生懸命歯を磨いているのですが、歯茎の下はたくさんの硬い歯石で充満しています。
歯ブラシやフロスなどのセルフケアのみではどうすることもできない状態です。

じわりと歯茎から血が滲んでいます。

2: 口内環境の徹底的な検査が重要

デンタルサロンナチュール銀座では、矯正治療を検討される患者様に対し、まずは口内環境の徹底的な検査を行います。

この検査では、歯周病の有無の確認。
中等度以上の歯周病に罹患しているいる場合、保菌している歯周病の原因菌を特定し、適切な治療計画を立てます。
これにより、矯正治療の成功率を高め、治療後の安定した結果を得ることが期待できます。

3: 歯周病原因菌の特定と治療の流れ
歯周病の原因菌には様々な種類がありますが、それぞれに応じた治療が必要です。
当院では、位相差顕微鏡を使用して細菌叢を確認し、適切な検査の提案を行います。
リアルタイムPCR検査を併用することで、保菌している歯周病菌の種類と数を確認します。
菌の種類や菌数によって使う抗生剤の選定や、使用時期、タイミングなどを綿密に計画します。
事前検査と治療計画の作成がさらに効率的な歯周病集中ケアを実現し、矯正治療開始をスムーズにします。
矯正治療中、矯正治療後のメンテナンスも徹底して行うことで、再発や悪化を防ぎます。

 

 

4: デンタルサロンナチュール銀座が提供するトータルケア

デンタルサロンナチュール銀座では、矯正治療と同時に口内環境の改善にも力を入れています。短期集中治療を通じて、効率的かつ効果的に歯周病の治療を行い、矯正治療の成功をサポートします。

また、治療後の定期的なメンテナンスを通じて、患者様の口内健康を長期的に守ります。

まとめ

矯正治療を考える前に、まずは歯周病の治療が不可欠です。

単に費用が安いからなど安易な理由でクリニック選びをしていませんか？
歯周病を治療し、健康な口内環境を整えることで、矯正治療の効果を最大限に引き出すことが期待できます。
それには、ご本人の習慣の見直しも不可欠です。
デンタルサロンナチュール銀座では、患者様一人ひとりの口内状況に合わせたオーダーメイドの治療を提供しています。
ぜひご相談ください。