2024年7月2日
口臭治療の成功には、現状の把握、アプローチ、維持の3つの段階が重要です。
1. 現状の把握
<口腔内診査>
口腔内の状態を視診、触診、臭診、各種画像診断を行います。
診断結果と実際の口腔について可視化しながらご本人に現状の把握をしていただきます。
<定期的な歯科検診とクリーニングの再評価>
当院受診前に他院で定期的に歯科検診で通院し、メンテナンスと称して通院していたにもかかわらず、
虫歯や歯周病、自覚ありまたは無自覚の口臭を認めるケースがあります。
こういうケースでは歯科治療後の修復物の評価が必要です。
不良修復物、虫歯、歯周病は全て口臭の原因となります。
当院では、詳細な検査を行い必要な治療のご提案します。
<歯周病原因菌PCR検査>
重度の歯周病が疑われる場合、歯周病原因菌PCR検査を行います。
これにより、口臭の原因菌を特定し、適切な治療方針を立てます。
2. アプローチ
<適切な治療と投薬>
歯周病原因菌PCR検査の結果を基に、適宜適切な投薬処置を行います。
この処置により、バイオフィルム内の悪玉菌を抑制し、病原性を低下させた後、集中して歯肉溝内の歯石とバイオフィルムを除去します。
<歯列弓の幅と呼吸の改善>
口内の乾燥がある人は、鼻が悪いケースが多いです。歯列弓の幅が極端に狭い人も口呼吸になりやすく、鼻が悪いことが多いです。また、舌の位置も低位になりがちで、歯並びが悪いことが多いです。慢性的な鼻炎がある場合、口内環境の改善と同時に上咽頭のケア、舌のポジションにも注意が必要です。
<患者教育>
必要な情報提供と患者教育が両輪となって初めて成功につながります。
治療の重要性を理解し、習癖の改善や日常生活でのケアの方法を習得していただきます。
ちょっとした生活習慣の見直しと工夫が必要な場合もあります。
最も重要なセルフケアを怠らないように指導します。
3. 維持
<再発予防のためのアプローチ>
再発を防ぐためのアプローチとして、虫歯の治療、不良修復物の除去、性感染のリスクがある場合はパートナーの治療、そして免疫力の向上など、個々の患者様に合わせた治療プランを作成します。
<定期的なフォローアップ>
治療後も、再発を防ぐために定期的なメンテナンスが重要です。個々の状態に合わせたメンテナンス期間を設定します。
定期的に歯科医師によるバイオフィルムのケア、補綴物と天然歯の調和、力のコントロールを管理し維持します。
最も重要なセルフケアを怠らないように継続指導します。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
※自動音声でのご案内となります
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