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2022年3月24日

カルシウムの元素記号

『医食同源』という言葉が昔からあるように、食は良くも悪くも体に影響します。本来人間も食される動植物もすべて生態系の一部ですので、環境が汚染されたり、自然界に存在しないものが氾濫すれば病気が飢えるのは当たり前です。口腔は入り口です。
歯石が溜まりやすい、虫歯になりやすい、口臭がきつい、などは口腔清掃と同時に体の中のバランスが悪くても起こることです。
歯石は唾液中のカルシウムが影響します。
唾液中のカルシウムが増えるのはあまり好ましくありません。そのカルシウムはどこから来たの?
骨から溶け出しているのです。

カルシウムとは

カルシウムはからだの中で最も多いミネラルです。大人の場合、約1kgのカルシウムが存在するといわれ、そのうちの99%が骨や歯に、残りの1%が血液中や細胞に存在します。

食品から摂ったカルシウムはまず胃酸などによって溶かされ、主に小腸で吸収されます。小腸上部の吸収には活性型ビタミンD3が必要です。

こうして吸収されたカルシウムは、通常骨に蓄えられていきます。

❶胃酸が少ない

❷ビタミンD3不足(血液中では25OHビタミンDの数値でモニタリング)

❸ミネラルバランスの不均衡

上記があるとカルシウムはいくら食事やサプリメントで取っても残念ながら吸収できないです。
歯科では矯正中、抜歯やオペ後など骨の代謝が治療成績に影響します。

マグネシウムはカルシウムのブラザーイオンとも呼ばれカルシウムの働きに重要な役割を果たしています。

カルシウムとマグネシウムが一定の比で存在することがとても重要です。

カルシウムを摂るときはマグネシウムも一緒に摂りましょう。

摂取するときの比はカルシウム:マグネシウム=2:1とする文献が多いですが、その比は1:1がいいのではないか、という意見もあります。ミネラルウォーターや炭酸水、牛乳などの裏のラベルを見てください。比率が圧倒的にカルシウム過多です。マグネシウムとのバランスが良くないのが分かります。

ビタミンDとマグネシウムの相互作用

ビタミンDの代謝過程で複数の段階は、補酵素としてのマグネシウム無しではうまくゆきません。マグネシウムに依存しているからです。マグネシウム不足は、副甲状腺ホルモン合成と分泌を低下させ、機能するビタミンD受容体の数も減少します。そのため、ビタミンDを摂取していても、マグネシウム不足があると活性型ビタミンDはしばしば低い状態が続きます。また、マグネシウムとビタミンKの補充なしにビタミンDを大量に摂取すると、動物では冠動脈の動脈硬化をもたらすことも示されています。

ビタミンDのスクリーニング分析法は、正常範囲の下限値は報告されていますが、疾病の予防としてはまだまだ不十分です。疫学的な研究では、世界中の成人のうち約75%が血清25(OH)Dレベル30ng/mL未満です。現在世界的に認知され、ビタミンD補充は一般的に行われつつあります。(諸外国では市販のシリアルなどに添加されています)

一方、マグネシウム不足の危険性はまだ十分に認知されていません。血清マグネシウムレベルが正常であっても、生体にとって中等度から重度の欠乏状態に陥っている可能性があります。(細胞内のマグネシウムレベルを直接測定することは困難)

残念ながら今日まで、全身の慢性的なマグネシウム不足を決定するシンプルで正確なスクリーニング検査方法は存在しません。マグネシウムはビタミンDの代謝において必須であり、ビタミンDの大量摂取は、重篤なマグネシウムの枯渇を招く恐れがあります。サプリメントで数値を上げた場合、適切なサプリメントを組み合わせるほうが良さそうです。市販のものはお勧めできません。添加物が多く、継続すればするほど弊害が出ます。吸収率が低く安物界の銭失いになりかねません。健康を求めた結果不健康になるというのはなんとも残念ですよね。

適切なマグネシウム補充療法は、カルシウムの吸収とビタミンD療法の重要な側面として考慮されるべきです。
そのためには定期的なモニタリングは欠かせないですね。モニタリングには同時に適切なアドバイザーが必要です。


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