歯は必ずすり減ります。一度萌出した永久歯は、再生することはなくただすり減ったり、過剰な負荷で沈み込んだり、それ以上の力がかかり続けると細かなひび割れを生じ、少しずつ欠け、縦にヒビが入って割れます。虫歯になるのは子供の場合は親の責任、大人の虫歯は自己責任。虫歯になった歯の補修はある程度まではなんとかなりますが、負担荷重由来のヒビや欠けのフォローは困難になってきます。運良く補綴修復が行えた場合でも、細かな形態に配慮して補綴物を作成する必要があります。製作行程を知っておかないと作成するために必要な形成量(切削幅)や形状が保たれず、周囲の歯との調和を取るあまり薄くなったり鋭利になってしまいます。すると、対合歯との接触が強い、当たる角度がよくないなどが原因で脱離しやすくなったり欠けやすくなったりします。対合歯とのスペースをクリアランスと呼びます。クリアランスは重要です。歯茎の際のマージンの立ち上がりの部分をどう作るかで、支台歯の形状は決まってしまうと言っても過言ではありません。やり直しの補綴は被せ物を外してみないと、前回どのような支台歯形成をされていたのかがわからないのです。生理的な形態から逸脱している場合、調和させるためにしばしば苦労します。過去に架設した経緯のある歯などは受傷時に若年者だった場合、コンポジットレジン修復が施されることが多いです。しかし、形態を機能的かつ審美的に作ることは保険診療では困難なため、成人したのちに形態や色調不良を悩みに感じられることがしばしばみられます。何年も経過していると、失活(神経が死んでしまうこと)したり、第2象牙質が形成されて歯髄が無事に残っていたりまちまちです。しかし、加齢とともに歯はすり減ったりかけたりします。一度生じた細かいヒビは消えません。歯を削ることは極力裂けたいものですが、被せ物をする選択をした方が歯を守れるケースもあります。その場合、あらゆる角度からしっかりクリアランスを確認して最終的な修復を完成させるべきです。製作途中で必要なのがプロビジョナルレストレーション、テンポラリークラウンなどと呼ばれる仮歯です。
仮歯の段階でどこが強く対合歯と接触するのか、どの角度で当たっているのかをファセット(接触することで生じる切子面)を確認し、形成に微修正を加えます。最終的な型取りはその後です。仮歯をどう作成するかで見えてきるものが多いのです。仮歯はセラミックをできるだけ長くお使いいただきためのも重要なアイテムです。
アイキャッチを含む2枚の写真はクリアランス不足の状態、
動画は調整後のクリアランスの確認風景です。(船酔い注意。。)
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