当院では安全に治療を行えるように各種検査を実施しています。


G6PD検査

G6PD検査とは、高濃度ビタミンC点滴で貧血が起きる体質ではないかを調べる検査です。

赤血球にあるG6PDという酵素の欠損により、赤血球が破壊(溶血)されてしまうG6PD欠損症という遺伝子変異があります。
G6PD欠損症は日本人には数千人に1人(0.1~0.5%)という希な先天性遺伝性疾患です。
しかし、遺伝性G6PD欠損症の患者さんに大量のビタミンCの点滴をすると、重度の溶血性貧血を起こす場合があります。このような合併症を防ぐために、当院で高濃度ビタミンC点滴を受ける前は、一度必ずG6PDの検査を受けていただいた上で、安全に治療が受けられるかを判断いたします。

G6PD検査 6,600円(税込)

血中ビタミンD濃度検査

多くの日本人で不足しているビタミンの一つにビタミンDがあります。
ビタミンDは骨を作るために重要な働きを持つことで知られています。ビタミンDの血中濃度を適正に維持することは骨粗鬆症などの骨折リスク低下につながります。最近では免疫力向上の作用がコロナウイルス対策にも有用との報告(Ilie PC et al. 2020)もあり注目を浴びています。また、ホルモン全体にも影響するため不妊治療にも効果があるとされており、老若男女問わず大切な栄養素の一つです。

そんなビタミンDですが、本来は紫外線を浴びることで体内でビタミンDが生成されます。とは言え、紫外線にはA波とB波があり、ビタミンD生成に有効なのはB波。A波は過剰な暴露で皮膚癌の原因となりますし、日光浴時に紫外線の種類を選択することはできません。シミやそばかすが気になる女性にとってはなるべくなら紫外線を浴びることは避けたいのではないでしょうか?

そんな女性のために、当院ではビタミンDサプリの提供も行っております。
サプリをご希望の方には、ビタミンDの不足・過剰など現状把握と共にサプリメント投与量の調整を行うため、血中ビタミンD濃度検査を推奨しております。

血中ビタミンD濃度検査 5,500円(税込)