歯ブラシ選び、歯ブラシの毛先

歯ブラシ選び、歯ブラシの毛先

2022年10月2日

歯ブラシ選びはどのようにしていますか？
歯ブラシの毛先の形状はとても重要なポイントです。
残念ながら多くの歯ブラシは毛先の形状が細く尖って鋭利に設計されています。
なぜこのような毛の形のものばかりになってしまったのかと、とっても残念に思っています。
＜極細毛が残念な理由＞
肝心な歯垢が落ちにくく、常に歯肉粘膜に細かい傷をつけてしまう。
毎日小さな傷を作っては治り、治りかけの時にまた傷を作る。この繰り返しは臨床でよく見る光景です。辺縁歯肉や歯間乳頭を見ると特徴的な傷を見ることができます。なので患者さんが使用中の歯ブラシの形状を容易に言い当てることができるのです。

 

瘢痕化した歯肉は柔軟性に乏しく清掃性の良くない歯肉形状になってゆくので歯痒い気持ちでいっぱいです。
一生懸命磨くほどに悪くなるなんて残念ですよね。

毛先はラウンド形状、フラット形状が望ましい形です。
さらに毛の材質、工場で製造時の毛のカッティング技術もとても重要です。
ブラシは毛束が密になっている方が清掃効率が高いのですが、ヘッドをコンパクトにしたいがために薄くしすぎた製品は、強度が保てないので植立本数が少なくせざる得ないですし、毛束同士の間隔を離す必要が出てきてしまいます。横から見ても上から見ても毛が密にはならないのです。
このクラプロックスは、毛束を上から見ても横から見ても密なので、毛がしなる際に歯ブラシの脇腹も効率よく使うことができるのが特徴です。その秘密は密度と素材の違いです。クラプロックスの毛の素材である『クーレン繊維』は、一般的な歯ブラシの毛の素材であるナイロン（0.1〜0.2mm）に比べて1本1本が細く（0.08mm）柔らかく弾力があり、しかも水を吸わないため乾きやすいのが特徴です。超密なのに衛生的。
1本１０００円前後とちょっとだけ価格が高く感じますが、耐久性、衛生面、両方考慮しても３ヶ月使えます。
普通の歯ブラシの交換頻度が月１回ですので、月で考えるとあまり変わらないとも言えますね。
クラプロックスシリーズには電動ブラシもあります。『ハイドロソニックプロ』
電動歯ブラシの一押しはフィリップス社の『ソニッケア』シリーズですが、ソニッケアにはワンタフトブラシがありません。（フィリップス社様、ソニッケアのワンタフトブラシ作ってください！）
このクラプロックスの電動歯ブラシ『ハイドロソニックプロ』にはワンタフトブラシがあります。
上顎最後方臼歯の頬側も遠心も、インビザラインのアタッチメント周りも綺麗に磨けます。
既にソニッケアを使用している人は分かると思いますが、ヘッドの硬い部分に対合歯が当たってしまうと嫌な感じがする衝撃に近い振動が伝わってくることありますよね？
クラプロックスの電動ブラシはヘッドがシリコンでできているのであの嫌な感じがないのも特徴です。
重さも軽いので持ちやすいです。

カルプロックスは1970年にスイスで誕生した世界７５カ国以上で公式に販売されているベストセラーです。
変わらず支持されている歯ブラシの毛の形状はラウンド毛なのです！（極細ではありません！）
（私が生まれる前からラウンド毛ってあったんですね。。）
ご興味のある方は是非お声がけくださいね。